◆2・20アメリカ大使館前不当弾圧への抗議声明◆

【以下転載歓迎】
***** ***** ***** *****
◆2・20アメリカ大使館前不当弾圧への抗議声明◆

2月20日、沖縄県東村高江で強行されている米軍ヘリパット建設に抗議するアメリカ大使館申し入れ行動(主催「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」)において、二名の参加者が警察に連れ去られ身柄を拘束されるという許し難い暴挙が起きた。現在も二名の仲間は警察の代用監獄に入れられたままである。「麻生邸リアリティツアー事件国家賠償請求訴訟団」は、赤坂警察署による不当な弾圧に怒りを込めて抗議の意を示し、警視庁・裁判所に対し不当に拘束されている二名の仲間の即時解放と不当逮捕への謝罪を要求する。

公安条例の違憲性を訴える麻生国賠訴訟団は、2月20日のアメリカ大使館申し入れ行動にあわせたアメリカ大使館前を通るデモ申請をめぐる事態を注視していた。

アメリカ大使館前を通るデモコースは警視庁愛宕署にいったん受理されながら、直前になってアメリカ大使館前を迂回するコースへと変更を強いられた。警視庁-都公安委員会がデモの出発地点・米大使館前コース・解散地点を強制的に変更させた暴挙に対し、2・20申し入れ行動の主催者は地裁に「仮処分」申立等を行うなど、あくまでもデモの自由を追求する姿勢を取った。それにもかかわらず、地裁は主催者側の申立を却下するという判断を下した。

当日の行動は新橋駅前SL広場での情宣から始まった。参加者たちは、本土のマスコミが伝えない高江で現在起きている米軍基地強化について、座り込み抗議行動を続ける地元の人々の安全を無視した危険なヘリパット建設工事強行の実態について、ビラやマイクアピール、歌、ラップ、太鼓、バナーなど様々な表現を通じて広場の人々に伝えていた。

それに対して警視庁愛宕署の警察官は広場で思い思いの表現行動を続けるわたしたちを取り囲み、指揮官車の上からわたしたちの声をかき消す大音量で「無届け集会をただちに解散しろ!」「東京都公安条例違反で検挙する!」などと高圧的に警告を発してきた。

不当なデモコース変更には従わず、参加者たちは歩道を歩いて申し入れ先のアメリカ大使館に向かった。しかしアメリカ大使館前には赤坂警察署が大量に動員され、大使館への申し入れは阻止され、その過程で二名の仲間が不当逮捕される事態となった。

日米政府の利害を守るために、ひとびとの権利が侵害されるという事態が、これまでも沖縄や本土で繰り返されてきた。麻生国賠訴訟団が撤廃を要求する公安条例も、そもそもの成り立ちはひとびとの結集の力を恐れるGHQ占領軍と日本政府の合作であった。

国際人権規約ならびに憲法によって保障されているはずの表現の自由が、公安条例体制の下で大きな足かせをはめられている現状がいかに不当なものであるのかを、麻生国賠訴訟団はこれからも広く訴えていく。また公安条例の違憲性を問う麻生邸リアリティツアー事件国賠訴訟を通じて、街頭行動の自由をわたしたちの当たり前の権利として実践する各地の仲間たちと連帯していきたい。

路上は警察のものではない。警察は不当な身柄拘束をやめろ。わたしたちは路上の自由を取り戻す。わたしたちは二人の仲間を取り戻す。

麻生邸リアリティツアー事件国家賠償請求訴訟団
2011年3月2日

★逮捕された二名の一刻も早い奪還のために「2.20アメリカ大使館前弾圧救援会」が動いています。

http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/

★救援カンパのお願い
弁護士費用をはじめとする諸経費のために、どうかカンパをお願い致します。
郵便振替用紙に「2.20アメ大Q」と記入の上、以下へお振り込みください。

振込先:ゆうちょ振替
口座番号:00140-2-750198
口座名称:ミンナノキュー
*他銀行からのふりこみの場合
019(ゼロイチキュウ)店 当座 0750198
***** ***** ***** *****

追記:二人は無事に解放されました!

カンパのお願いは終了しました。ご協力どうもありがとうございました。

第5回口頭弁論報告(2011年2月21日)

さる2月21日月曜日に行われた麻生邸ツアー事件国賠訴訟の第5回口頭弁論は、多くの傍聴者が結集し721号法廷の40席がほぼ埋め尽くされました。今回の法廷では、原告側弁護団の大口昭彦弁護士が被告東京都に対して再求釈明(被告都の曖昧な主張について「はっきり説明せよ」と裁判所に対して行う申し立て)を行いました。被告東京都による逮捕ならびに家宅捜査差押の理由が、いかに恣意的かつ法に照らして間違っているかを徹底的に追及していく質問を浴びせかけました。満席の傍聴席は大口弁護士の熱弁に緊張感をもって聞き入りました。

大口弁護士の再求釈明は、次のような内容でした。被告都は逮捕理由の一つに、リアリティツアーによって渋谷の街の円滑な交通が妨げられたことを挙げています。しかし、休日の渋谷において雑踏の混雑は日常的なものであり、この件のみを警察が刑事警察的に規制することは極めて恣意的だといえます。被告都は道路交通の秩序に関することのみを云々しているが、実際の「リアリティツアー」の現場において警察が目くじらを立てていたことは「プラカードを下ろせ!」「風船はいかん!」などと、道路交通とは全く関係のない事柄ばかりでした。原告らに対して執拗につきまとい、警察の「やろう!」等のかけ声と共に原告園に対する逮捕行為が開始され、渋谷の街は大混乱となり、警察こそが「交通秩序」を大いに阻害したのです。

また大口弁護士は、不当逮捕に伴うフリーター全般労組に対する家宅捜索の違法性も厳しく追及しました。16点もの押収品目のうち、「パンフ<生きのびるための労働法>」や救援連絡センターに関する情報を記載した「レジュメ<自由と生存のメーデー>」の押収は、とりわけ憲法で保障された労働組合の基本的な活動を萎縮させ、また逮捕時の被疑者の法的権利を知るという当たり前のことを犯罪視する警察の姿勢を露骨に示しています。警察法2条2項では「警察の活動は・・・不偏不党かつ公平中正を旨とし」と規定しているのですが、そこから大きく逸脱する公安警察的捜査のやり方は法的に糾されなくてはなりません。

今回の法廷では、公安条例は憲法違反であることを主張する原告側書面も提出しました。1960年最高裁判決の公安条例合憲判断を見直すことを求めています。

次回の法廷では、被告東京都の主張を聞くことになります。訴訟団の再求釈明に被告はどのように回答するのでしょうか。これまで被告東京都が取り繕ってきた逮捕のもっともらしい言い分が、徐々に崩されていくことになるでしょう。弁護団は徹底的に追及する構えでいます。弁護団は、逮捕現場を撮影した映像証拠取り調べも要求しています。今回、裁判長は原告訴訟団と被告東京都・国の主張を整理する時間がもう少し必要だという判断を示したので、映像証拠調べは数回後に行われることになる見込みです。