4月25日第6回口頭弁論レポート、原告が話しました!次回は7月11日(月)13時半です。

4月25日に「麻生国賠」の第6回口頭弁論が行われました。12時半から突然の雨にも負けずに地裁前情宣を行い、興味を持ってくれた方には出来上がったばかりの「でてこい」5号を渡しました。そして法廷では相変わらず不誠実な対応の東京都と警視庁に対して、原告の園が東京の運動の中で麻生国賠と同じパターンで不当逮捕が繰り返されており、それに強く抗議する、だから麻生国賠にも意味がある、とアピール。そして大口弁護士が裁判所が東京都の先延ばし行為を認め続けているのはおかしい、警察が恣意的な逮捕やガサ入れを行ったというこちらの深い指摘に都は全く答えていない、と鋭く糾弾。法廷は大いに盛り上がりました。そしてあの不当逮捕映像という「動かし難い証拠」をもとに議論を前に進めるべきだと次回法廷での映像上映を求めました。ぜひ、みなさんもその声を一緒に大きくして下さい!
次回口頭弁論は、7月11日(月)13時半から東京地裁721号法廷です。ぜひ傍聴席を埋め尽くして下さい。

★麻生国賠 原告 園良太 4月25日第6回口頭弁論陳述★

東京都は今回の準備書面を直前まで提出せず、その中身も実質的に回答を拒否していた。これは逮捕や家宅捜索の不当性を突かれたくないが故の卑怯な逃げです。麻生邸リアリティツアー国家賠償請求訴訟は一年近く続けてきましたが、東京都も警視庁も私達への反論書の中で明白な不当逮捕を「正当だ」と嘘をつき、私たちが「警察への暴力を振るった」などとでっち上げています。暴力を振るったのは警察の側です。これを認めない警察は正義の味方などではなく、民主主義の敵です。

麻生国賠は私達だけの問題ではありません。日本中の警察が08年10月以降も社会運動への不当逮捕を繰り返しています。関西では悪名高い大阪府警が日雇い労働者の集まる釜ヶ崎へ露骨な弾圧を続け、つい先日も何もしていない7人の人々が不当逮捕され、いまだに勾留され、全員起訴されるかもしれないと言われています。

関東では街頭デモに対する露骨な弾圧が減っている分、それ以外の行動への弾圧が続いています。麻生邸ツアーと同じく「公務執行妨害」と「公安条例違反」を組み合わせる逮捕手法です。人は目的を持って自由に行動していますし、歩道を歩くだけなら何ら許可は不必要ですから、ある目的地へ歩道を数人で歩く行動は普通にあります。所がそれを公安警察がすぐに「無届デモ」扱いして乱入し、何もしていない参加者を逮捕する。突然そんなことが起きれば当然現場は混乱し、参加者は抗議します。そうして警察と向き合う状態になっただけの人を今度は「公務執行妨害」扱いし、芋づる式に逮捕者を増やしていく。09年4月の埼玉県蕨市での不当逮捕、10年8月の靖国神社への抗議行動での不当逮捕、12月の渋谷で排外主義デモの前に抗議の意思表示をした人への不当逮捕、11年2月のアメリカ大使館前での不当逮捕、4月の天皇の味の素スタジアムへの「原発避難民慰問」に反対の声を上げた人への不当逮捕が繰り返されています。つまり公安警察は全く反省していないし、自らのメシの種のために運動を妨害し、人から十数日も自由を奪い、自宅を荒らしているのです。

戦争を美化する靖国神社や、差別排外主義に反対するのは当然の事です。沖縄県高江への米軍と日本政府の横暴に反対するのも当然のことです。そして現在大問題となっている福島原発事故は、原発を推進してきた政府・東京電力・霞ヶ関に全ての責任があり、彼らが対応能力も持たない事が日に日に明らかになっています。今いったいどれだけの人が家・仕事・故郷を捨てさせられ、避難を強いられているか。抗議は当然であり、海外なら東京電力の会長を始め幹部は逮捕・起訴され、内閣は総辞職している筈です。でも政府・東京電力は権力や利権を手放したくないため、警察権力を使って抗議を弾圧します。その結果、3月末に東京電力前で何もしていないデモ隊の3人が不当逮捕され、味の素スタジアムでの不当逮捕も起きました。これほどあからさまな不当性はありません。それは崩壊する権力の醜さそのものです。

裁判所はそんな権力に付き合うべきではありません。三権分立を守るべきです。東京電力前のデモ不当逮捕では真っ先にデモ隊のカメラを抑えつけようとしたと言います。公安警察が不当逮捕の映像公開を恐れているのは明らかであり、それは動かしようのない証拠だからです。だからこそ私たちが求め続けている麻生国賠法廷での不当逮捕の映像上映を早く認めるべきです。私たちは無罪です。公安条例は撤廃すべきです。東京都と警視庁は不当逮捕であることを認め、謝罪し、二度と運動への弾圧を行わない事を要求します。

麻生国賠ニュースレター『でてこい』第4号

でてこい!4号表紙

麻生邸リアリティツアー事件国家賠償請求訴訟団のニュースレター『でてこい』第4号のPDF版です。ぜひご覧ください。(閲覧するには Adobe Reader などが必要です)

『でてこい』第4号(2010.2.12発行)
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