7月30日第12回報告/次回10月29日14時~16時10分721号法廷、原告2人がアピールします!

7月30日に第12回口頭弁論が行われました。2月に不当逮捕・起訴された原告の園良太も無事6月14日に保釈を勝ち取り、合流しました。前回の不当逮捕の証拠映像の上映を経て、いよいよ私たち被害者側と、加害者側の公安警察や渋谷署の人間が裁判で話す「証人」が決まる時です。そのために私たち原告と弁護士が作成した証拠調べ書も出しました。原告4者がなぜアピールする必要があるのか、自らの思いをまとめたのです。そして当日、裁判官は少々話し合った後に、まずは原告の園良太とAの陳述を認めました。そこで次回は2人が不当逮捕を30分にわたって詳細にアピールすることになります。この国賠訴訟の本番です。10月29日(月)14時~16時10分、721号法廷です。ぜひ、傍聴席を埋め尽くしてください!
※国賠訴訟のヤマ場、事件から4周年を前に、「街頭行動の自由」をテーマとした集会を企画しています。後ほどお知らせしますので、ぜひご参加ください。

5月9日第11回期日報告――不当逮捕の映像を上映!次回は7月30日です

5 月9 日は麻生国賠の第11 回目の期日だった。この日は特別な日だったと云えるだろう。開始時刻は通常の14 時ではなく15時。法廷はいつも使っている721 号法廷ではなく601 号法廷だった。前回もお知らせした通り、逮捕時の映像を収めたDVD の上映が行われるからだ。
■いつもと違う法廷
この映像は、ツアーの参加者が撮影したもの。数台のカメラで撮られており、弾圧直後に編集、You Tube にアップされ4 日間で14
万回以上再生されたものをもとに再編集されている。そこには主催者側と警察との遣り取りや、公安警察が原告を恣意的に逮捕する
ため合図する様子、そして不当逮捕の決定的な瞬間などが生々しく記録されている。このような映像が法廷で上映される事は、決定的
証拠を形式的手続で密室で調べさせない、つまり傍聴者による監視のもとで裁判官に調べさせるという積極的な意味がある。また私たち訴訟団の、この裁判に関心のあるより多くの人と共にその場面を目撃したいという思いもあった。
一方、裁判所はこれまでよりも規模の小さな、20 人しか入れない法廷を用意した。傍聴に集まったのは36 人。傍聴券の抽選が行われ、16 人が入れなかった。法廷は5 人がけの椅子が2 つ並び、それが前後2 列。エコノミークラス並みに狭い。しかし、傍聴席と法廷を隔てる柵の前には随分とスペースがある。柵も椅子も床に留められておらず、柵をちょっと移動させたらあと10 人くらいはラクラク入れる広さがある。本来証言台のある場所には大きな丸テーブルがあり、原告や被告、代理人が囲むようにして座る。正面に向かって左手には車輪のついたモニタが2 台、DVD プレーヤーと一緒に設置されていた。
■なぜ狭い法廷なのか
 窮屈な思いをしながら傍聴席につくと入口付近から声が挙がる。車椅子の女性だ。彼女は傍聴券を手に入れられたのだが、その分、席が余るからあと一人入れるだろう、と役人に向かって話していた。裁判官に話して入れるようにしてはどうか、とも提案していた。よその裁判所だと柔軟な対応をしてくれるものだ、と抗議し、周囲も賛同していたが、開廷時刻が迫っているなどとうやむやにされ、傍聴席には空席が一つ残った。明らかに裁判所による排除だ。
 開廷直後、大口弁護士による抗議があった。なぜ、こんな狭い法廷なのか。普段使用している法廷ではダメなのか。上映機材も大層な
設備ではないし、いつもの法廷に移動して上映しても良かったのではないか。こんな狭い所でやるのは、本当は多くの人に見られるの
が嫌なのではないか。……最後のところは本当に云ったかどうか忘れたが、会場設定からして、多くの人を法廷に入れるのを嫌う雰囲
気が感じ取られる。これに対し裁判官は合議で決めた、の一点張り。自分の訴訟指揮でなんとでもできると思っている、官僚的な対応
であった。
■効果的な編集
肝心の映像は、You Tube のものよりも不当逮捕の過程が分りやすくなっていたと思う。例えば、当時の渋谷署警備課長(現在は警視庁警備部災害対策課)、宇井と主催側との遣り取り。警察はプラカードを掲げない事などを条件にツアー開始を認め、また、麻生邸近辺では数人に分れて見学するといった段取りまで話し合われているが、それぞれの会話に字幕がついていた。不当逮捕を指揮した当時の公安部公安二課長、栢木(現在は定年退職)の逮捕直前から逮捕に至る動きなどは、3 台のカメラで捕らえられており、別の角度で撮られた3 つの映像を一つの画面で見せたり、ストップモーションと字幕を併用する事で混乱した現場を冷静に観察できるようになっていた。映像を見た人の殆どが、逮捕が不当だった事が理解できるだろう。プライバシーの問題などもあり現在は検討中だがいずれは公開したいと考えている。
■次回は
これからはいよいよ証人に話を聞く人証が始まるが、次回はどの証人が採用されるかが決まる。こちらは上記宇井、栢木や当該含め9 名を証人として申請。今後もご注目、ご参加のほど、よろしくお願いします。
次回口頭弁論は7月30日14時~東京地裁721号法廷です★