4/8期日報告&次回は7月1日(火)13時半~ついに一度取り消された原告Sの証言が実現!

★【次回期日のお知らせ】麻生国賠第19回期日 7月1日(火)13:30東京地裁 法廷は後日告知いたします。★証言を阻まれていた原告・Sがついに証言台へ!自らが受けた不当逮捕の瞬間、そしてそこへ至るまでを証言します!ぜひ傍聴下さい!★

4月8日は第18回期日でした。傍聴に参加された方、お疲れさまでした!折角おいで頂いたのに傍聴できなかった方、すみません!次回は優先的に傍聴頂けるよう配慮したいと思います。

麻生国賠、今回は注目の宇井秀三氏の尋問でした。こちら側からの反対尋問の担当の一人が、ツアー出発時に遣り取りした人物という事で敏感になっていたのでしょうか。時折焦るように早口になったり、本来裁判官の方を向かなければならないのに原告側を向いて喋ってしまったり。

原告側の尋問に明らかに動揺していました。また、証言の内容も何とか言質を取られまいと、苦しい言い訳を続けていました。詳細は後日速記録が出てから報告します。

麻生国賠は今回の第18回期日より、担当が谷口園恵裁判長、宮崎謙裁判官、岩下弘毅裁判官に替わりました。谷口裁判長は、それぞれの尋問に対して寛容な態度を取り、なるべく民主的に執り行おうとしている印象を受けました。印象のままで終わらずにいて欲しいものです。

なお、今回の期日で使用された429号法廷は警備法廷ですが、傍聴人の一人が手に持っていた財布の中身を検められました。手荷物を預け、金属探知機の検査を受けた後にもかかわらずです!金属探知機にもひっかからなかった財布の何が問題なのか!東京地裁によるこの様な横暴に対し、強く抗議します!

宇井氏の証言で印象深かったものに、「政権に反感を持っている」というのがありました。彼の言う「無届け集会の条件」にも「政権に反感を持っている」がありました。前回の嶋野氏もそうですが、権力の発想を内在化させた人物は往々にして「権力に反感を持つ」イコール「違法」と考えているようです。

そして、次回期日では、裁判所の一方的な言い掛かりで証言させられていなかった、最初に公安条例違反で弾圧された原告・Sがついに証言台に立ちます!弾圧映像:https://www.youtube.com/watch?v=3Uw701vV15U

次回は7月1日(火)13:30より!法廷はおって連絡との事です。ぜひ結集をお願いします。

麻生国賠第17回口頭弁論――Aさんは体当たりなどしていない!/次回公判は4月8日14時~東京地裁429号法廷

麻生国賠第17回口頭弁論――Aさんは体当たりなどしていない!

麻生国賠事務局H

●東京地裁第6民事部に申し入れ
2月18日の17回目の口頭弁論に先立って、裁判所のこれまでの敵対的な訴訟指揮を問題として、請求した証人の採用を求める署名を集めた。
そしてその署名を2月13日、裁判官が面会し直接受け取るよう、東京地裁第6民事部に向かった。
受付で対応に出てきたのは、本件を担当する書記官であったが、私たちを見て「あぁ、フリーター事件の方たちですか」と言うので、思わず笑ってしまった。
便宜的につけた呼称がフリーター事件…それで裁判官と書記官の間では通じるのか?それはさておき、書記官は私たちの要求について検討もせずに即座に否定した。
「原告自身が訴訟の進行を憂慮し、署名を集めてきたのだから、裁判官は直接受け取るべきだ」「まずは裁判官に確認してくるべき」ということで押し出したが、結果は”合議体の判断で”会わないとのことだった。書記官には、「この署名の内容をちゃんと伝えたうえで面会の確認をしたのか」「あなたもこの訴訟の事務を取り扱う書記官なんだから、内容を把握すべきである」と問うたが、言質をとられたくないのだろうか、形式的な対応に終始した。
そんなこんなで署名提出を何とか済ませ、期日当日を迎えた。

●第17回口頭弁論、当日
この間は、ご存知のとおり警備法廷が続いており、当法廷はおろか、傍聴券整理券配布の段階から裁判所職員の人数と姿勢は物々しかった。
それでも、あまり見かけない傍聴者に声をかけると、法学部生なども来ており、そのほかにも傍聴趣味者もいるようで、一定程度の関心がもたれているようであった。
今回の証人は、当時、渋谷署地域課に勤務し(現在は新宿署地域課)、事件当日は警備に動員されていた嶋野伸一の尋問である。 嶋野は主尋問で、リアリティツアーの態様について、一般的な届出デモと全く同じであり四列縦隊で出発した、とか、全体はおろか前方の様子さえろくに把握しているわけでもないのに、原告園は公安条例違反で逮捕されたと思った、などと噴飯物のウソをついた。 反対尋問では、嶋野は「宇井警備課長の指示通り、部隊行動ですので」と答えるばかりで具体的なことははぐらかし、しまいには裁判長にきつく問われる始末。 180cmを超える原告Aが、167cmの嶋野の鳩尾めがけて体当たりしたという説明も、かなり無理がある。 散々な嶋野の尋問は、むしろ弾圧を指揮した者の不在をうかびあがらせたのだった。
以下、証人調書から適宜引用する。

●被告代理人による主尋問

ハチ公前広場に到着後は、証人はどうされましたか。「渋谷駅前交番に待機するように命じられました。」
待機後には何か指示があったんでしょうか。「午後3時頃になり、ハチ公前広場でおおよそ集会参加者が60名ほどになったのでハチ公前広場にて待機するよう命じられました。」

YさんやSさんなんですけれども、証人は、本件デモ行進の前にデモ警備などで見かけたことはありますか。「はい、Yさんについては時々、Sさんについては渋谷署管内で行われるデモに相当数参加されておりましたので、面識があります。」
以前SさんやYさんが参加していたデモなんですが、本件デモ行進と、行進の隊形や状況などは異なるものでしたか。「いえ、全く同じものと思います。」

ハチ公前広場に集まっていた本件デモの参加者ですが、その後はどうしましたか。「程なく集会を終えて、隊列を整えて、ハチ公前広場の角に、Sさんを先頭にして4列縦隊だったとおもいますけど、進まれる隊形になりました。」

証人は、Sさんが逮捕された状況というのは確認できたんでしょうか。「はい、私はデモ隊の中程に位置しておりましたが、先頭のSさんの周辺が騒然といたしましたので、これはSさんが逮捕されたんだなと感じました。」
そのとき、証人とSさんとの距離はどのくらい離れていましたか。「おおむねですが、15,6メートルだと思います。」
証人は、Sさんがどのような理由で逮捕されたと考えましたか。「公安条例に違反し、逮捕されたものと感じました。」

Sさんを奪還しようとする人はたくさんいたんでしょうか。「はい、多数おりました。」
そのSさんを奪還しようとするデモ参加者の中にAさんがいたということでよろしいんでしょうか。「はい、そのとおりです。」
Aさんのそのときの人着を覚えていらっしゃいますか。「はい、Aさんについては、身長がかなり高く、長髪で、黒いマスクをされておられました。」

…60人という人数は何かの基準なのか?何をもって、一般的なデモとリアリティーツアーの態様が「全く同じ」と言えるのか。15メートルも離れた喧騒を見て、なぜ公安条例違反で逮捕されたと推測するのか、公安条例でパクるのは、はなっからきまっていたんじゃないのか?

●原告代理人による反対尋問

ところで、この日、地域課員として警備活動に参加したというふうにおっしゃっているんですけれども、あなたのほかに地域課から出動した人がいたのですか。「はい。」
何人ぐらいですか。「おおむね20名程度だったかと記憶しております。」
そして本来の警備課の署員ももちろん出動されたわけですね。「はい、そのとおりです。」
何人ぐらいですか。「おおむね10名程度と記憶しております。」
あらかじめ渋谷署で宇井警部の指示を受けたわけですか。「はい、そのとおりです。」

宇井課長の何人集まるか分からないと、こういうことを聞いて、大勢集まると大変だというふうにあなたは思ったんですか。「そのとおりです。渋谷ハチ公前広場に多数の方が集まって集会などして。」
いやいや、ちょっと待ってください。集会というのは、それはひとつの価値判断ですからね。人が集まること自体は別に問題ないですよね。問題があると思ったんですか。「この実行委員会の方々が多数集まるということでよろしいでしょうか。」
まあ、それで結構ですよ。「ハチ公前広場に多数の者が集まって集会などやるということは…」
いや、だから集会をやるとかはまた別の話で。
裁判長:今の質問は、ハチ公前のところに人がたくさん集まるのが犯罪行為になるとあなたは思っていたんですかと、そういう質問です。「このリアリティーツアーの方々ではない広い意味でということでお答えいたしますと、ハチ公前広場に人々が集まってどちらかに行くということは違法ではないと思います。

4列縦隊に並んでくださいと、そういう指示をSさんがしたのですか。「Sさんが先頭に立って、麻生邸を見に行きましょうとその隊列の方々に指示をしておられました。」
4列縦隊で並んでくださいとか、そういうことをSさんが言ったわけではないんですね。「私はSさんが4列縦隊で並んでくださいと聴いたわけではありません。」

奪還しようとしている人たちは、その時点で犯罪行為を犯していると考えるわけですか。「デモ先頭部分が騒然としておりましたので、私はその奪還行為の防止に向かいました。」
なんか殊更にはぐらかしているようですけれども、奪還すると、Sさんを逮捕させてはならないということで、周りにいる人たちが、Sさんにすがって引っ張るとかいろいろしていたんでしょうけど、そういう行為は犯罪になるとあなたは思ったのですかというふうに聞いているわけです。時間ありませんので端的に答えてください。「私は宇井警備部長の指示で動いておりますので、部隊活動ですので、宇井警備課長の指示に従います。」

Aさんがあなたに2回体当たりをしてきた際の状況なんですけれども、Aさんのまわりにはかなり人がいたんですか。「はい、デモ参加者が多数おりました。」
Aさんの後ろにも人がいたんですか。「Aさんの周辺に多数のデモ参加者がおりました。」
密集の具合としては、例えば、満員電車のように密集しえていたとか、その点はどうですか。写真を見てください。写真のような混み具合というですかね、それは、Aさんを逮捕した時もこんな感じだったんですか。「はい、Aさんの逮捕の状況について申し上げますと…」
混み具合だけ。聞いているのは。
裁判長:今見た写真ぐらいの混み具合だったかという質問です。「私は、その写真の混み具合がどのくらいの混み具合か、例えば、電車の中の、満員電車ぐらいとか、そういうことはAさんの逮捕の時にはありませんでしたので。」
逮捕のときじゃなくて、体当たりのとき。「体当たりのときは、Aさんとほかの者が識別できる混み具合であったと思います。」
先ほど示した写真は、体当たりのときの状況に近い混み具合でしたか。「そのときよりも多く混んでいる状況の写真だと思います。」
ところで、証人の身長は何センチなんでしょうか。「私の身長は167センチ程度です。」
で、Aさんの方が胸にぶつかったんですか。「はい、そのとおりです。」
胸というと、具体的にはどの部位でしょうか。「(右手を胸に当てて)大体この辺りです。」
裁判長:この辺りというのはみぞおちの辺りですか。「みぞおちの上辺り。」
Aさんの身長ですが、180センチ程度と思いますが、そんなものですか。「そのように記憶しております。」
180センチのAさんが、あなたの指し示した部位に肩をぶつけようとすると、相当体制を低くとる必要があるのではないですか。「そのとおりです。」
かつ、若干の助走なども付けなければ難しいのではないですか。「私と1足長の距離が空いておりました。」
相当かがんだ姿勢で彼がぶつかってきたんですか。2回とも。「そのとおりです。」

あなたは、一般的な公安条例上のデモの受付をしたことはありあますか。申請の受付。「申請の受付についてはありません。」
受付業務については御存じないんですか。「はい。」

肩で胸を2回殴打、はデッチアゲである。やはり、宇井と栢木ぬきには事実関係が判然としない。

●「麻生の次はオバマかよ!」18回口頭弁論は宇井秀三の尋問
私たちは、これまでの訴訟指揮から証人尋問の打ち切りを危惧していたが、次回期日は宇井秀三が証人として採用された。宇井は、当時の渋谷署警備課長であり、ツアー開始前に参加者に近寄り打ち合わせめいたことを仕掛けてきたり、また一転して強権的に弾圧するなど、事件が栢木以下の公安部の指揮によるものであることを推認させるに充分な言動を、公開されている動画に残している。なお、宇井は現在本庁警備部に勤務し、オバマ来日警備にも従事するとのこと。なお、事件当時、救援会が渋谷署に被弾圧者の激励に向かうと、白ジャージで変装した宇井がチンピラのごとく絡んできたことがあり、これで警備課長かよ…とその品位の低さに唖然としたものである(救援会サイトには写真あり)。

「麻生の次はオバマかよ…」と誰かがつぶやいた。 私たちの闘いは、真実究明に一歩一歩近づいている。次回期日は4月8日、14時から東京地裁429号法廷にて。